2011年4月21日木曜日

地味ながら最大のポイントかも

インテルとの第1戦の4点目について
我ながらなんてしつこいw

この場面については内田本人も試合後のコメントや手記でも語っておりますが、ジャーナリストの方も取り上げたりしてますね。

戸塚さん
特徴が際立ったのは、第1戦の4点目だろう。センターバックのマティプから自陣でパスを受けた内田は、ワントラップ後の2タッチ目でラウールへクサビを打ち込んだ。ラウールがダイレクトで落とすと、サポートしたフラドが右サイドを一気に抜け出す。グラウンダーのクロスは、相手CBのオウンゴールへ結びついたのだった。

内田がファーストタッチでボールを収められずにいたら、ラウールの動き出しとパスのタイミングはズレていたかもしれない。時間にすればほんのわずかだが、そのわずかが相手DFに攻撃の芽を摘み取る余裕を与えてしまうのだ。

スムーズに攻撃へ持ち込める彼の長所は、先週末のブンデスリーガでもしっかりと発揮されていた。4月15日のブレーメン戦で決めたアシストは、ファーストタッチで勝負ありだった。トラップからクロスまでの流れに無駄がないから、エドゥは勢いを持ってゴール前へ飛び込んでいくことができたのだ。

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西部さん
フットボリスタのシャルケ対マンチェスター・Uのプレビューから関連部分
内田のフィードが鍵

------インテル戦の第2レグのようにあえて自陣に引き込んだ上で、逆転を狙うということですね。

「先ほど言ったように、マンUとの力関係上そうならざるを得ないということもあります。その場合、ポイントになるのが後方からのフィードです。ラングニック監督は縦に速いサッカーを志向していますが、単純にハイボールを蹴るのではなく、後方からFWの足元にグラウンダーの速いクサビのボールを当てる攻撃を意図していました。典型的なのは、インテル戦第1レグの4点目。内田の縦パスをラウールがダイレクトでフラードに落として、綺麗にDFラインを突破しました。おそらく相当練習しているのでしょう。マンU戦でも、あの形が突破口になりそうです。」

------内田のフィードはドイツに行ってから、かなり向上しているように見えます。

シャルケのDF陣で最も正確なビルドアップができるのは内田です。彼のフィードがうまくFWに入るかどうかは、地味ながら最大のポイントかもしれません。シャルケの縦に速いカウンターが成功するには、前線に正確かつ速いボールを蹴れる人、それをきっちり受けられる人がそろわなければ難しい。前者は内田、後者はラウールとエドゥでしょうか。

クサビのパスのメリットは、出し手と受け手の間にいる味方選手がフリーになりやすいことです。縦パスが入ると、守備側はどうしてもそちらを見なければならないので自分のマークを一瞬見失います。ここでフラードやラウールが前を向いてボールを受けられれば、チャンス到来です。本当はもう少しタイミングやスピードを調整してマーカーを引きつけたいところですが、シャルケのパスはとにかくスピード重視。それだけプレーの難易度は高くなりますが、それがチームの方針なのでしょうし、各自の技術でカバーできるかどうかですね。」

昨日リーグ公式データから内田がパスを出した相手を拾ってエントリーしましたが、こちらは内田がパスを出した場所と方向。2試合だけ拾ってみました。
クロス、ヘディング、スローインを含みます。
左(緑)がパス成功。右(茶系)がパス失敗。重ねるとごちゃつくので分けました。
おそらく自陣とかでのクリアボールとかも含まれているのかなとは思いますが。マークにカーソルを当てると経過時間が表示されるのでチェックしようと思えばできますが・・・目下そこまでやる根性が無ありません^^

ラングニック就任後3試合目
第30節アウェーでのブレーメン戦 △1-1


ラングニック就任前
第26節ホームでのフランクフルト戦 ○2-1

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