---後半は右で起点になっていた。「ラウールの左足にどれだけ良いボールを出せるかがポイントだった。」とコメントしていますが、後半ラノッキアのオウンゴール(57分)を呼び込んでシャルケが4-2と突き放した場面。
内田「なるべく縦に、と。縦だとチャンスになる感じがしていた。そこから先は流れで。自分が行くというよりは自分の前に出してそれが起点になる。最初のパスというか、ラウールの左足にどれだけ良いボールを出せるかがポイントだった。今まで(右MFの)ファルファンで崩そうというイメージがありましたけど、FWを使ってファルファンにだそうかなと。(以下、略)」
大雑把な図ですけどこんな感じ。ファルファンは入れ込んでませんけどセンターラインのあたりからサイドを駆け上がって中へ入っていきます。
以下、4月12日付け『Number Web』コラムから。(画像は除く。)
後半13分にDFラインにいた内田にボールがわたる。その瞬間にチームのギアが入った。
トラップした内田は、グラウンダーの速いボールを前線に送る。同時に、右ボランチのフラード、右MFファルファン、FWエドゥが前線に向かって走り出す。
ラウールだけが自陣方向に下がり、ボールを受けられる位置へ。ラウールがダイレクトでフラードへボールを落とす。
すでにスピードに乗っていたフラードはファーストタッチで相手DFを置き去りにして、右サイドを駆け上がっていく。
ゴール正面に向かってエドゥは前進を止めず、右サイドにいたファルファンはこぼれ球につめるために右サイドから中央に入っていった。
結局、フラードが送ったスピードのあるクロスは、
インテルのCBラノッキアの足にあたり、ゴールに吸い込まれた。
ラノッキアがオウンゴールを献上するまで、インテルの選手たちはボールに触れることさえ出来なかった。
こちらはその4分前。内田からエドゥへの縦パスから始まって3-2逆転の場面。
ファルファン、フラド、ファルファンとつないでラウルへのラストパス。
内田はパスを出した後サイドを駆け上がっていきますが、マークについていた相手DF(サネッティ)がついていきます。(奥の2人)
ファルファンからラウルへのラストパス。
内田に引っ張られたサネッティが残ってオフサイド崩れ。
同じく、4月12日付け『Number Web』コラム
ゴールの起点となった内田は、「前に運ぼうというボールが活きたことはすごく良かった」と振り返りつつ、直前に行なわれたザンクトパウリ戦で経験した同様のシーンがヒントになったと明かした。その上で、ラングニック監督がチームにもたらした変化をこんな風にとらえている。
「今日(の試合を)見ても、1タッチ、2タッチで崩していくパスが多くなってきている。そういうのがチームに浸透してきているのかな」
ラングニック監督の多彩な練習メニューの中に、こんなものがある。ピッチの横幅だけを狭くした状態で、DFラインから全ての選手が1タッチでフィニッシュにつなげるメニューだ。
練習の意図は明確そのもの。少ないタッチ数で、縦に素早く展開していく攻撃を、ラングニックは求めているのだ。
ハイライト・インタビュー
- 内田篤人の2011.04.05 / You Tube
0 コメント:
コメントを投稿