2011年4月29日金曜日

第2戦はシャルケの「特別な日」

1904年5月4日に設立。当初は高校生によるクラブ「ウェストファリア・シャルケ」として設立された。何度かの名前の変更を経て、1924年に「FCシャルケ04」に改称した。(Wikipedia)(英語版

UEFA Champions League, Semi-finals, 2nd leg
2011年5月4日(日本時間5月5日 03 時45分)
  • Manchester United - FC Schalke 04


◆内田、試合後インタビュー
1st leg, FC Schalke 04 - Manchester United 0:2

◇抱負編
-セカンドレグにむけて

3-0で勝てばいいんですか?(※3-1でもシャルケが勝ち抜け。)インテルの長友(佑都)さんは2-5でもあきらめてなかった。あきらめるわけにいかない。(思いを)託されてるし。

-今後に向けて

リーグ戦もあるし、ずるずる引きずっていると大変。次はアウェーでサッカーするっていうことも分かっているから。ベンチに返ったらみんなさっぱり。良いチームだったなって。日本人の文化と違うのかも分からないけど。

-多くの試合をやってきたけど、いつもと違った?

いつもと同じ。同じピッチ。ただ相手がすごかった。

-今日得たことをプラスに?

しなきゃダメでしょうね。日本人初とか言われて、負けました、終わりました、じゃ残念で仕方がない。試合に出て、ここまでたどり着いた経験は大きい。終わったような話をしているけど、まだまだ! あと90分ありますので。明日の練習が大事でしょ

-試合を楽しめた?

苦しかったと思う。やりながら良いチームだなって思ったし。しょうがない。周りが見て、シャルケとユナイテッドの差を考えれば当然かもしれないけれど、やってる本人は必死。

-さばさばしているが

僕はいつもさばさばしている。こっちの人ってさばさばしてる。僕はこっちのタイプかなって思う。

-疲労感は?

勝ったらゼロだけど、負けたら結構きますね。リーグ戦で出させてもらえることに幸せを感じる。一生懸命やりますよ!徹夜をしてみてくれた日本人に謝っておいて下さい。

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◇マンチェスター・ユナイテッド編
-マンチェスター・Uの戦いぶりについて

攻めるときはコンパクト。グラウンドを広く使いなさいというのはこういう意味なんだなって。守るときもコンパクト。(シャルケの)ボールポゼッションは35? きついな。一度、ああいう流れになると、バランスを崩してやられる。点が入ったら、下手に動けないからね。

-プレッシャーきつかった?

もっとガシャガシャ来ると思っていた。でも引くときは引いてコンパクトだった。(マンチェスター・Uは)アウェーで点をとられてないんでしょ? そういう戦い方をしてるんだなと思った。アウェーの戦いかたというか、上のチーム。クロスを上げる場所もない。良いチームは中を固めてるんだなぁと思った。

-相手のすごかったところは?

インテルに比べて、組織的。インテルは個人の技術が高くて、"ドン"みたいな感じだけど、ここはチーム成熟している。

-一番強い相手だった?

バレンシアも強かったかな。アウェーに行ったらもっとなんだと思うけど。2点取られてからボールを回されると取れないし、チャンスと思ったら点を取りに来る。さすがだなと。

-構えすぎた?

マンUが良いチームでした。

-対面した選手で、良い選手と思ったのは

みんなすごかったけど、特に(ウェイン)ルーニー。一人でサッカーができる。ゴールを決められるし、パスもサイドチェンジもする。ゴールが決まれば中盤まで下がって試合を組み立てる。すごいです

-パク・チソンについて

守備をしっかりしてますよね。前に行かせてくれない。前に行けるときはみんなが戻ってるから出すところがない。

アジア人として、負けたくないという意識はないけど、こういう舞台でずーっとやっていることは尊敬します。こういう舞台で、ずっとやっているということはここでやってみないと分からない。マンUで、こういう舞台で毎年やってるのってすごいなって。

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◇試合編
-今日の試合プランは?

誰が来るかなとか、自分のところにパク(チソン)さんが来たら、右サイドを少しは警戒してくれるのかとは思ったが、考えても無駄なので考えずに臨んだ。

-3トップだった?

ラウールのところは自由な感じで。

-色々な選手とマッチアップした

スカウティングのスタッフから言われていたので、左サイドの選手が入れ代わり立ち代り来ることは分かっていた。前半は0点で耐えられたのは良かった。でもこれじゃあ後半やられると思っていた。

-ホセ・マヌエル・フラドと、アレクサンダー・バウムヨハンのポジショニングが中途半端だった?

うまく転べばポゼッションも守備もできたが、ボールを回されてしまった。自分たちのやりたいサッカーをやらせてくれないレベル。プラン通りにはできなかった。

-攻撃に関して、後半はどんなイメージだったか

あんまり、チャンスがなかった。0-0で終わるとは思わなかったですね。

-中央でパスが引っかかってしまい、前に行けなかった

もう2、3本、細かくても長くてもつなげてればいけるかなというのがあったが。向こうの守備があったかもしれないけれど、中央に行き過ぎたように外からは見えた。

-後半になり変化はあった?

点を入れられてから、ガクッとなった。2点とられてから巻き返そうという力がなかった。

-後半、パスの精度が落ちていたが

ミスをしなければ、ボールを回せる。俺らは出されたら、その分移動しないといけない。相手も2、3列目から出てくるから対応しないと。守るのは疲れた。

-フィジカル面での厳しさは?

向こうは中2日でしょ? 俺、前の試合休んでる。向こうのほうがすごいですよ。

-2失点目について

ミスもあったけど、1点取られて次と思っているときできつかった。耐えるのか前に行くのか(迷っているうちに)、前に勢いを持ってくる相手もすごい。勝負を決めてしまうから。今日は味方のミスちょいちょいあった。縦パスが引っかかったりね。ミーティングでそれはダメって言っていたのに。

-試合後ベンチに座っていたが

何も考えてない。普段通り。

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◆第2戦はシャルケの「特別な日」
今シーズンのユナイテッドは公式戦ホーム無敗。逆転でのファイナル進出を目指すシャルケは、“難攻不落”のオールド・トラッフォードへと乗り込むことになる。(略)

厳しい状況に追い込まれたシャルケ。しかし、内田の言葉を聞く限り、躍進を続けるシャルケのメンバーは、聖地ウェンブリーへの道をまだあきらめてはいないようだ。(略)

奇しくも、セカンドレグが開催される5月4日はシャルケの創設記念日。クラブ創設107周年の記念日に花を添えるべく、あきらめない内田と、あきらめないシャルケが“夢の劇場”で奇跡の逆転勝利を目指す。

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