2010年12月13日月曜日

スポナビコラム; 内田を徹底分析 ベンフィカ戦

このコラムでは、2つの点にテーマを絞って話したい。まず1つ目は、この試合でのサイドバック(SB)としての内田篤人の攻撃面と守備面のプレーにフォーカスする。

次に2点目は、これから指摘する内田のプレーと関係することなのだが、ベンフィカとシャルケの「フォーメーション」「システム」についてである。シャルケは、ある理由から試合早々にシステムを変更する。そのシステム変更が、内田のプレーに影響を与えたのではないか、という推測を立てた。
■なぜ、内田はラウルの左足にパスを出したのか?
■テイクオーバーとディレイの大切さ
■ボックス型からダイヤモンド型に変更したシャルケ
■シャルケのシステム変更は、守備の時だけ行われるのか?
■試合総括
試合の流れとして、ベンフィカの左サイドの選手が高い位置をとり、それによって右サイドの選手は中に絞らざるを得なくなる。だから、シャルケの左サイドは、いつもスペースが与えられていたため、ほとんどの攻撃は左サイドから行われている。そうした状況下も手伝って、内田は前線に上がりづらい。内田が攻撃参加のために無理に前に行かなかったのは正解だろう。試合の流れを読んで、忠実に、そして堅実に自分の仕事をこなしていた。

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